私はひとりで過ごす時間が好きだ。 女将時代どんなに忙しくてもひとりの時間は必ず確保した。 でも子育て中は、ひとりになることを考えたことがなかった いつもそばに子供たちがいた。 いつも子供たちのことを考えていた。 子供たちが成長し、仕事に、大学にとひとりづつ巣立っていった。 その時は本当に寂しくて、 子供たちのことを思い出しては涙がポロリ。 世の先輩母たちはこんな寂しい思いを乗り越えたのかと、 尊敬したものだった。 それでも時が経てば、乗り越えられる。 今はひとり遊びを楽む余裕すら。 そうだ、わたしはひとりで過ごす時間が好きだったんだと思い出した。 ひとり遊び、そのひとつがハワイアンキルト。 そ…