強装弾。転じて、強装弾を発射出来る拳銃の意もある。
装填されているガンパウダーの量が多いため通常よりもより重い弾頭を飛ばすことが出来るが、当然反動や音は大きくなる。また、フレームにかかる負荷も大きくなるため、マグナム弾用に設計されているフレーム以外では危なくて使えないという難点(?)もある。
そのため、オートマチック・ピストルよりも(フレームの強度に余裕のある)リボルバー向けを主なマーケットとしている。
過去、マグナム弾を発射できるオートマチック(マグナム・オート)は幾つか開発されているが、動作が不安定であったり、動作を安定させるためにフレームが巨大になったりで、成功したと言えるモデルは希である。
反面リボルバーでは、.357mag・.44magと言ったモデルが、対人の護身用の他、山に入る際の対大型動物護身用として人気がある、というか、現在ではリボルバーの存在意義は「マグナム弾を撃てる」という部分が九割方を占めていると言っても良い。
.44口径を超える弾頭では、.454cal(カスール)、.50 S&W Mag、.50AE(Action Express)等の強力なマグナム弾も存在するが、装填できる銃自体が巨大であったり装弾数が少なかったりであまり一般的ではない。