1940年生まれ。パーカッショニスト/インプロヴァイザー
1967年、ドイツにおけるフリージャズの草分けであるイレーネ・シュヴァイツアー率いるトリオに参加。スイスで最初のインプロヴィゼイション・グループとしてヨーロッパ各地で注目される。
1968年夏、イレーネ・シュヴァイツアー・トリオのベーシスト、ウリ・トレプテとともにグル・グル・グル―ヴとしてスタート。
1969年春にバンド名をグル・グルとし、何人かのメンバが出入りした後に、アジテーション・フリーに在籍していたことのあるアクス・ゲンリッヒを迎える。1970年6月にOhrレーベルからデビューアルバル「UFO」を発表、次いで1971年7月にセカンドアルバム「HINTEN」を発表、1972年にはサードアルバムの「KANGURU」を発表。その後、ウリ・トレプテが脱退してから、マニ・ノイマイヤーを除くメンバーを次々に入れ替えながら1970年代末まで活動を継続。その後1980年代後半に復活させ、今日に至る。
グルグルはフリーミュージック/インプロヴィゼイションを中心としたグループで、当時のロック・シーンはもとより、サイケデリックや精神世界に精通する人々に大きな影響を与え、ヨーロッパ中にその名を広めることとなった。グルグルはその後、ジャズや民俗音楽なそ様々な音楽的アイデアを吸収し発散させるロック・グループとして、現在も活動している。
マニ・ノイマイヤーはグルグルと並行して様々な音楽-作品に参加し、自己の音楽探求を怠らなかったが、近年特に活発な活動を展開しており、マニを中心に様々なプロジェクトの発足やCD制作が進行している。中にはプロジェクトごとバリ島に赴き現地のガムランとのセッションを収録したものなど、民俗音楽への探求が注目される。いずれにしても、パーカッショニストという枠を越えた活動を展開する怪・超・音楽家である事は確かである。
また、東京タワー鑞人形館にはドイツの偉大な音楽家として彼の鑞人形が展示されている。更に、彼の参加した発表録音物は50を軽く越える。