広く人民から支持を得たローマ皇帝、マルクス・アウレーリウス。その礎は哲学にありました。地道に人々のことを考えます。 この「自省録」にもその片鱗を見ることができます。理解できないところも多々ありますが、要約すると以下のような感じでしょうか。 質素な生活、足るを知ること。自分に厳しく、他人に優しく。他責よりも自分の内面を省みること。復讐をしないことが復讐である。対立より協調を大切にすること。自然に従うこと。命の儚さ。そして地球や宇宙の循環についても所々で触れています。まるで動的平衡をしっているかのように。 ストア哲学を学べばもっと理解が深まるのでしょう。 超訳している本もあるようなので読んでみたい…