実話に基づいた物語 アメリカ、マーク・ロッコ監督 1941年、アルカトラズ刑務所で脱獄囚のヘンリー・ヤングが食堂で一人の囚人をスプーンで刺し殺した。 ヘンリーは17歳の時、たった5ドルを盗んだ罪でアルカトラズ刑務所に収監されていたが、副刑務所長グレンの残忍な拷問に耐えられなくなり、脱獄を図ったがある囚人の密告で失敗に終わった。そして地下牢に3年間も閉じ込められていた。 そのため精神に異常をきたし、地下牢から出た日に、密告した囚人を衝動的に殺したのだ。 官選弁護人として新人弁護士のスタンフィルが面会するが、ヘンリーは何も話そうとはせず、死刑になることを望んでいた。なぜならアルカトラズ刑務所に戻っ…