コロナウイルス感染者が日ごと増えている。 もし、この数字が死者の数だとしたら、 人々はパニックに陥ってしまうかもしれない。 まだ無症状者や軽症者がほとんどなので、 どうにか秩序は維持されている。 それだけが頼りの日々が続いている気がして気分が滅入る。 ふと以前に見たドキュメンタリー番組のことが思い出された。 オーストラリアでアナウサギが増えすぎて、 農業被害を避けるため柵を作ったり、巣穴潰しをしたりしたが、 最終的に「ミクソーマ」というウサギノミが媒介する 強毒なウイルスを使って駆除を行ったという。 それが実行されたのは1950年のことだった。 でも、そのウイルスは最初は致死率100%に近かっ…