フランスのノイズ・電子音楽のソロユニットLieutenant Caramelの1989年リリース。単独作品としてはおそらく3rd Album。全4曲、どれも具体音のカットアップと、不安感を煽るシンセによるミュジーク・コンクレート。 本来は恐怖喚起を意図しないはずの音を巧みに切り貼りし、最悪の空間を演出する快作。シンセの効果音やメロディの断片、生活音、肉声などが違和感を撒き散らしながらぶちまけられ、ループを形成したりしなかったり、重なったり分離したり、というのが延々と続きます。 不穏な音楽が好きなら後悔はしないでしょう。おすすめです。 【Track List】1 Presse-Bouilles …