ミレドーさんのお店は老舗の楽器店。 いつもお店はお客さんで大賑わいで、楽器を磨いたり、手入れする暇もないぐらいに 忙しいお店です。 でも楽器はいつもピカピカ輝いていて、美しい音色と評判です。 それには秘密がありました。 楽器店で売られている古くて小さな太鼓には小人が住んでいました。 ミレドーさんは昔おじいさんから「たからものだよ」と譲り受けたことをすっかり忘れて、 売り物としてお店に置いていました。でもあまりに売れないので、安くして売り出すことに。 するとすぐに靴屋の店主が太鼓を買っていきました。 ミレドーさんは太鼓の中に小人が住んでいることを知りませんでした。 靴屋のクッツリーニさんのお店は…