日本の民話シリーズの中のひとつ。 年頃の気立ての良いねずみの一人娘を、偉くて立派なお婿さんに嫁がせたい父親は、 大事な娘を、ねずみになんぞにやれるか!と父親は娘の嫁入りを渋っています。 親族の世話役のおじさんが、じゃあ誰ならいいんだい?と言うと、 おてんとうさまかなと言いだし、世話役のおじさんも、あきれながらも、 おてんと様に頼みに行くと、 私よりも雲のほうが偉い。私の光なんか簡単に遮ってしまうと。 一番偉いのが雲と知り、今度は雲にお願いにいくと、 雲は一番偉いのは、風だと言います。風に吹き飛ばされたら、私は、天にいられないからと。 そこで今度は風にお願いにいくと、風は、私がいくら吹いても倒れ…