恐竜が生きていた時代をそっと抜き取ってきたような絵本です。 写真のような、映像のような、イラストで迫力があります。 深い木々に朝の太陽の光が白く差し込み、トリケラトプスの角を照らします。 森を抜け、広大な平野に出ると、頑丈なよろいのアンキロサウルスが、 鳥と一緒に散歩をしているよう。 ティラノサウルスはお腹を空かしているのか、ギラギラとするどい歯を ちらつかせながら、大地を揺らし走っていきます。 森の背の低い草木の茂みには、まだ小さなマイアサウラの子どもたちが、 母親の側で元気に遊んでいます。 大きな体のアラモサウルスは背の高い木の上の葉っぱを、 むしゃむしゃと食べています。 はらっぱで日向ぼ…