1996年、当時プロ野球読売ジャイアンツの監督だった長嶋茂雄の造語。 この年、セ・リーグで巨人が首位広島東洋カープに最大11.5ゲーム差をつけられての最下位からの奇跡的な逆転優勝を飾った現象を指して使われた言葉。 日本シリーズでは、仰木彬監督が2年連続でパ・リーグ制覇に導いたオリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)に惜敗したが、この語が持つ熱気とドラマ性が評価され、年末の流行語大賞で入選した。
前回、長嶋茂雄さんが「国民的行事」と呼んだ伝説の『10.8決戦』を振り返りました。よろしければ、下記の過去記事もご参照ください。 homerunparade.hatenablog.com homerunparade.hatenablog.com 今回は、1996年10月6日、最大11.5ゲーム差から巨人が大逆転優勝を果たし、長嶋さんが掲げた「メークドラマ」の完結となった『ナゴヤ球場最終戦』について、ホームランを中心に振り返ります。 1.『メークドラマ』とは 伝説の『10.8決戦』の翌年となる1995年。巨人はシーズン序盤から波に乗れず、勝率5割前後に甘んじていました。低迷するチームに喝を入れる…