本誌124号で書いた「トホコ(斗矛)の元はホト&ホコ」にはかなりの反響があり、ホツマツタヱの根底に流れる女性尊重の思想に多くの方々の関心を頂きました。イサナギとイサナミが伝授した「斗矛の教え」は、「慈愛と武断」だけを意味するのではなく、「陰陽すなわちオンナとオトコの睦み合い」の大切さを説く教えと解釈した仮説を提示したものでした。その続編というわけではありませんが、次に考えたいのは、「モモソ姫のホト」です。 第七代孝霊天皇と内侍のヤマトクニカ姫のあいだに生まれた三つ子の一人「ヤマトモモソ姫」は、霊感に優れ、崇神天皇の危機を「謎歌」の読み解き等で救った姫です。ホツマの34アヤでは、その後に姫は「オ…