ユーモアは、笑いを起こすもとになるものの一つと思っていた。心理学者の上野行良さんによれば、おもしろい、おかしい(笑いを誘う)気持ちをユーモアとしている(上野,2003)。そのユーモアを生み出すものをユーモア刺激とよぶそうだ。上野さんは、ユーモアを目的によって3つに分けている。人を攻撃するものを「攻撃的ユーモア」、人を楽しませるものを「遊戯的ユーモア」、人と気持ちを分かちあって支えるものを、「支援的ユーモア」と分ける。風刺やブラックユーモアは「攻撃的」、だじゃれ、どたばた喜劇は「遊戯的」の例である。 人を励まし、自分と「つながる」、そうしたことを目的(結果)として笑いやおかしさを誘うユーモアを、…