第88話 ついに 幻の遺跡を発見!! バイヨンから北に真っ直ぐ伸びる道を、さらに進むと北西にある 象のテラスを抜けて、さらにもう一つ遺跡を周り、王のテラスをささっと見て、僕は駐車場に戻った。 もう十分見たな…遺跡。とも思ったのである。 駐車場に戻りながら、ふっと 僕は気付いた。そういえば、ジェイクが北東の方向を見ながら、 「パッキン」と言っていた事を思い出したのである。「パッキン遺跡」だけ、僕はやけに耳に残っていた。せっかくなので、最後にその遺跡だけ周って、アンコール・トム周りを終わらせる事にした。 駐車場で、ジェイクを見つけ、話しかけた。 ハーイ! ジェイク。 だいたい周って来たよ。 後一つ…