昨夜のことである。 「ねぇ、JUNさんてギター上手いの?」 「ええっ!?ここに来た時聴いてなかったの?俺の100万倍、いやそれ以上に上手いよ」 「そんなにギターが上手な人が、貴方とセッションして楽しいの?」 「あー・・・・・・。あっちではテレヴィジョンの曲をセッションしようって思う人が少ないんだよ、きっと」 「あんなに大都会なのに?」 「うん」 「それで貴方とセッションするのね?」 「あー・・・・。セッションというかギター教室だな。今度『ヴィーナス』っていう曲をセッションするよ、って言われてるんだ。ありがたいことに。これ、この曲」 「これを貴方が弾くの?」 「うん・・・まあ・・・。練習しなきゃ…