1956年ベルリンに生まれる。 コンピューター関連の仕事の傍ら、物語を書き始める。 そのファンタジーの伝統とコンピューターゲームの興奮とを持ち合わせる独特の作風は 新たなファンタジーの形ともいえる。 ネシャン三部作に続き発表した『盗まれた記憶の博物館』で、 ドイツ児童書界でもっとも権威あるブックステフーダー賞を受賞。 「エンデに次ぐドイツ・ファンタジーの旗手」と目され、現在も活躍中。
作品 ネシャンサーガ 盗まれた記憶の博物館 暁の円卓 パーラ
ネシャン・サーガ (1)
パーラ〈上〉沈黙の町
パーラ〈下〉古城の秘密
盗まれた記憶の博物館 (上)
盗まれた記憶の博物館 (下)
暁の円卓〈2〉情熱の歳月
最近、ぬいぐるみをもっと連れあるこう、より正確には、ぬいぐるみを入れた写真を撮ろう、という気分になっている。(ここで「淹れた」と誤変換したらお茶を淹れたくなったので淹れようか悩みはじめる、さっき夜ごはんを食べたばっかりで胃に余裕がないし、頭もじんわり痛いし。痛くなりはじめたところで鎮痛剤を飲んでいたのでじんわりのままだが。とりあえず水を飲もうね) 自分は何もかも忘れていってしまうと思っている(あるいは忘れしまうことについて昔からおそれを抱いている? なぜなのか、いつからかは思い出せないけど……ラルフ・イーザウ『盗まれた記憶の博物館』とかのイメージかな)ので、食べものとかの写真はとりあえず撮るし…
ネシャン・サーガ〈9〉裁き司 最後の戦い作者:ラルフ イーザウあすなろ書房Amazon1巻を読み終えたのが10月頭だから、約2ヶ月かけて読み終えた形になる。年末までかかるペースかと思いきや最後の方は一気読みしてしまった。 改めて、聖書が深く絡んでいる本だったのだなぁと感慨を覚えた。昔読んでた頃には多分ほとんどわかっていなかったと思う。これが(おそらく聖書にあまり馴染みがないほうが多い)日本の小中学生に長らく読まれている作品だというのがすごい。結構な図書館にいまだにある本という印象で。 現役(?)で読んでいた頃より、今はかなり知識は増えてきたほうだと思う。たまたま今年はようやく聖書を手に入れてい…
世界二周目の準備として、株の勉強のほかに、小説を書いていくことにした。 株はシンプルに不労所得が欲しいから。 小説は旅を表現するため、それから旅の着眼点を養うため。 大学生になってからは小説より論文や学術書、会社員になってからはビジネス文書を読み書きすることが多いので、こと「小説」となると難しい。 じゃあなぜ小説なのかというと、僕は心理学とか自衛官とかをやっているわけで、そこには守秘義務があるわけで、ずっと溜め込むとちょっとしんどい。それらを匿名化・抽象化・構造化して作品にすることで、なにかしらのカタルシス効果が得られるんじゃないかと思ったから。 今回読んだのは石井貴士さんの「1分間文章術」。…
ネシャン・サーガ (1)作者:ラルフ・イーザウあすなろ書房Amazonエンデを読むとイーザウも読みたくなる。とりわけはてしない物語のあとにはネシャン・サーガの気分になる。今回は持ち運びやすいコンパクト版で。分厚い本で一気に読むのもいいけど、サクサク手軽に読めるという点ではコンパクト版もありがたい。 読み返すのはとても久しぶりで、実はあまり覚えてはいない状態だった。はてしない物語からの流れはもちろん、偶然にも別口で関心の波が来ていた聖書関係にもつながる(はてしない物語もエンデのキリスト教的な部分が下地にあるとも感じている)。 はてしない物語との接点を感じる部分はいくつかある。(なお、これを書いて…
はてしない物語 上 (岩波少年文庫 501)作者:ミヒャエル・エンデ岩波書店Amazonはてしない物語 下 (岩波少年文庫 502)作者:ミヒャエル・エンデ岩波書店Amazon今回読んだのは岩波少年文庫のKindle版。上巻は5月頃に読み終わっていた。エンデが好きで、『はてしない物語』はハードカバー版も所有している。黒姫童話館で買ったドイツ語ハードカバー版も持っているのが密かな自慢。通しで読むのは(といっても今回は上下で間を開けているけど)多分5年ぶりぐらいだ。上下分冊の岩波少年文庫版は比較的読みやすいと思う。でも最初に読んだときの「あかがね色の本」の仕掛けに気がついた瞬間の興奮もやはり忘れが…