毎年1月に浅草公会堂で上演される「新春浅草歌舞伎」を妻と観て来ました。昨年に続いて2回目で、浅草公会堂は地下鉄浅草線の浅草駅からのんびり仲見世を抜けて行っても10分かからないところにあります。 浅草は江戸時代には江戸随一の繁華街であり、幕府から興行の認可を得た三つの歌舞伎劇場である中村座、市村座、森田座、いわゆる江戸三座が集まった猿若町もあって、長く興行の中心地だったのですが、昭和初期に焼失してしまった後、歌舞伎の興行は途絶えていたそうです。そして現代での主要な歌舞伎興行元である松竹が1980年(昭和55年)に「初春花形歌舞伎」として興行を打って以降恒例化し、その後は「若手歌舞伎役者の登竜門」…