パタゴニアの手の洞窟 南米、アルゼンチンのパタゴニア地方の断崖の河岸の中腹の洞窟にはおびただしい手の跡が残っている。 www.youtube.com この地は乾燥地帯で枯れた川の跡が塩の結晶として残っている。その近くのリオ・ピントゥラス渓谷には川が流れているが、その両岸には絶壁があり、手の洞窟があるのはその中腹である。手の数は858もある。一番古いものは9300年前に描かれたという。これらの壁画を描いたのは先住の狩猟採集民だったテウェルチェだと考えられている。彼らが描いた手のほとんどは左手である。 この手の描き方がその理由のヒントになる。これらの鮮やかな絵は近くのティエラ・デ・コローレスの赤い…