千束生存セカイ系エンド「それが私の全部。世界がどうとか知らんわ」。 ホスピスの少女が自己の死に際して自分と周囲の人間関係を大切にしたという話。 ちさたきを始めとする千束と周囲の関係性に主眼が置かれ後の全ては舞台装置に過ぎない。 最後はおじさん達の活躍により千束は死を免れたし、爆破テロも単なる花火というオチ。 (父親的存在に生かして貰ったのでありその生でさえヒロインが自ら掴み取ったものではない) 死に至る少女を利用してその生き様(実存)を描いたのに結局死なせず主題崩壊というパターン。 近年の作品は死という有限性によるカタストロフを陳腐化させるエンドが多くなった感がある。 ゼロ年代は割とヒロイン死…
真島戦・吉松問題・延空木占拠事件の解決編。全てはドッキリでしたオチとなる話。 ちさたきコンビは真島をサクッと片付け、吉松問題もセカイ系エンドの答えを出す。 だが今度は延空木のリコリスたちが大ピンチ。上層部から処分命令が出されてしまう。 ちさたきは彼女らの救出へ向かい、くるみえもん印のUSBを使って全てが解決する。 延空木占拠事件は宣伝ムービーでしたと取り繕われ、リコリス処分の命令も撤回される。 一見すると予定調和なご都合主義だが、フキと千束の掛け合いと尻相撲がそれをカバー。 全てがハッピーエンドで終わるかと思いきや真島はまだ生きていた!と引き延ばし。 テキトーな予想ですが真島が人工心臓の問題と…
真島戦。ゴールデンカムイで音の反響で戦う盲目のおっさんがいたことを想起させるバトル。 人工心臓捜査のくるみ・延空木奪還作戦のたきな・人質吉さん救出作戦の千束。 くるみは人工心臓が二つあり吉さんが持っていることを突き止め千束生存フラグ。 たきなは延空木奪還作戦から離脱しちさとを救う為に旧電波塔へ向かう。 千束は吉さんを救出するため旧電波塔で真島とバトル。暗闇の中での盲目戦。 千束の能力は視力に依存していたため目が見えなければ大ピンチに陥る。 そこへたきなが救出しにきて軽快なEDが流れ真島と対峙し、次週へ続く。 千束生存フラグ。2つ目の人工心臓 サクッと2つ目の人工心臓を見つけるくるみ 千束の人工…
社会全体の大義or利己的な個人の感情というジレンマ問題で自分の都合を優先する話。 千束の余命は短く喫茶リコリコは閉店し仲間も解散。ミカは自分の苦悩を千束に懺悔。 吉さんの件については散々前フリがあったので千束のショックは少なく寧ろミカを許す。 ミカが千束の意志を尊重してくれたからこそ自分の道を歩むことが出来たのだと。 一方真島のテロをDAは未然に防ぐことが出来ず上位機関から千束を使えと干渉を受ける。 だが真島は吉さんを人質にしていたため、千束は世界か個人かで選択を迫られる。 ここで個人を選べるのが千束の強みであり躊躇なく吉さんを救いに行くのであった。 たとえ貰った命だとしても、その使い道は強制…
機関に従い殺しをして18歳まで延命するか、不殺を貫き余命2ヶ月を受け入れるかという話。 千束の人殺しの才能を世界に届けるため、人工心臓を与えたアラン機関。 だが千束を託されたミカは彼女を吉松シンジとの間の子どもとして見なしてしまい情が湧いてくる。 また千束は自分を救ってくれた「救世主さん」のようになることを生きる動機とした。 それ故ミカは人殺しをさせず千束も「いのちだいじに」を掲げたのでアラン機関に反してしまった。 アラン機関は人殺しの使命をいつまでも果たさないのでついに直接的な干渉にでたというワケ。 千束の人工心臓を破壊することで取引材料とし延命をちらつかせて殺しをさせようとするのだ。 たき…
千束の目的の一つであった「人工心臓により命を救ってくれた恩人に出会う」事が叶った話。 千束は自分が生かされた理由をアラン機関のような「人助けに」求め、DAから出奔した。 だがアラン機関は千束を「人殺し」のために生かしたのであり齟齬が生じているのが面白い所。 アラン機関は支援対象者に接触してはいけないため吉松シンジは千束に直接殺しの件を言えない。 だからこそミカをして千束を殺し屋にさせようとしているがミカはそれに反対している。 それ故、今回も千束がその自分の生存理由の矛盾に気付くことなく単なる接触に終わった。 吉松シンジがたきなにかけた「千束の居場所がここではない」という呪いがどのように発動する…
アラン機関が千束の殺しの才能を開花させるため彼女に殺させる相手として真島を用意する話。 千束は自己の存在証明を人助けに求めているのでいのちだいじにを唱え不殺の誓いを掲げる。 それ故雑魚相手では千束に一蹴されてしまうため、相応の敵を用意しなければならない。 噛ませ犬捨てキャラ中ボスとして抜擢されたのが、テロリスト集団のボスの真島。 だが真島はリコリス個人になど眼中になく組織本部を叩くことを主眼に置いていた。 そのため真島をして千束に執着させしむことが今回のシナリオの役割。 千束がアランに生かされたリコリスであることを知った真島は千束個人に妄執するようになる。 電波塔事件で過去のトラウマを描いてく…
アラン財団が要人警護の依頼を偽装して千束を殺し屋として覚醒させようとする話。 恵まれない環境下の才能ある子どもを支援して世界に送り出す慈善団体アラン財団。 千束はたぐいまれなる殺しの才能を持っていたためアラン財団に人工心臓を与えられた。 アラン財団は当初の目的通り千束の殺しの才能を開花させるため人殺しをさせようとする。 だが千束はアラン財団を「人助け」の組織と認識し、自己の生存理由を「人助け」に求めていた。 千束がアラン財団の真意を知ればそのレゼンデートルも消滅するため千束精神崩壊√はほぼ確定。 おそらく鬱ゲーシナリオに入った千束を、千束に救って貰ったたきなが救済するんでしょうね。 5話の終局…
日常系ギャグ回を用いてたきなに人間性を与え千束の過去を回収し電波塔事件に繋げる話。 今回は一見するとたきなのパンツ回でありランジェリーショップへ行く話なのだが…… 外へ遊びに行くことでリコリスの生活しか知らないたきなに人間性を与えていく流れが尊い。 千束の行動原理に触れていったたきながスイーツ満面の笑みで撃沈する場面はちさたき劇場。 一方で千束は才能発掘支援者アラン・アダムスに殺しの才能を見出されたことが判明する。 そのような中、管理された箱庭の平和を転覆させようとするテロリストが登場。 地下鉄銃乱射事件が失敗に終わると、情報統制できない規模でのテロに走ることとなった。 ちさたきパンツ回かと思…
過去の栄達に固執していた少女が左遷された現状を受け入れ未来へ進む話。 ライセンス更新のために本部へ赴く千束に便乗し、復帰の直談判を目論むたきな。 だが孤児たちの集団が居住する本部は想像以上にガラが悪い連中の集まりであった。 左遷されたたきなは嘲笑の対象であり喧嘩っ早い千束は実戦でワカラセすることに。 一方たきなは孤児である自分がやっとの思いで手に入れた居場所を完全に喪失し愕然とする。 そんなたきなを肯定し励まし必要とするのが千束!ハグからの抱っこグルグルはグッとくる。 千束の言葉により過去を乗り越え現在を受け入れたたきなは未来をこの手で掴み取る! 実戦訓練に遅れて駆けつけると千束との連係プレイ…