リュージュ

リュージュ

(スポーツ)
りゅーじゅ

[仏] Luge
リュージュは、氷を張ったコースを滑走面にスチールをつけた強化プラスチック製のソリに仰向けに乗って滑り降り、ゴールまでの到達時間を競う競技。
リュージュ」とは、フランス語で「木ゾリ」を意味する。

歴史

リュージュはヨーロッパの積雪地方で1650年ごろから、重い荷物の運搬や冬のソリ遊びとして親しまれていた。
スポーツとして最初に行われたのはスイスだといわれており、初めの頃は水で凍結させた坂を滑り降りていたが、直線の坂だけでは満足できなくなり、曲がりくねった雪の坂道を使って楽しむようになり、1879年にはスイスのダボスに初めて専用コースがつくられた。1881年に第1回スイス・ソリ競技会が開かれ、これが公式のソリ競技の始まりとされている。
1957年に国際リュージュ連盟(FIL)が創設され、オリンピック冬季競技大会では、1964年の第9回インスブルックオリンピックで正式種目として採用された。
日本に伝えられたのは、1963年頃とされ、冬季オリンピックへの日本選手の参加は、1972年の第11回札幌大会からである。
現在、オリンピック冬季競技大会では、男子1人乗りと2人乗り、女子1人乗り、団体リレーがある。

道具

この競技で使うソリは重さが23-27kgあり、座席にあたる強化プラスチック製のシャーレと呼ばれる部分、滑走面となるスチールの刃(シーネ)が付いた木製のクーヘと呼ばれる部分、この二つを結ぶ鉄製のブリッジで構成されている。ブレーキやハンドルはなく、シャーレの上で仰向けに寝て水平なフォームを保ちながら、足首で挟んだクーヘを押し込むことによって操縦する。

レース

計時は1000分の1秒単位で行われる競技で、下りで加速をつけるだけに、選手の体重は重い方が有利となる。
体重による規制はないが、男子の場合は90kg、女子は75kgを基準体重とし、それ以下の体重の選手は自分の体重と基準体重の差の75%、最大13kg(女子は10kg)まで重りを載せることができる。また競技服は4kgまで認められている。
選手は滑走を終えた直後に計量を受け、総重量が公式記録に記入される。
スタートは短い下り坂で、選手はスパイクのついた手袋で氷を引っかいてダッシュする。
風圧を受けて減速しないようにソリに仰向けに寝て、足首と肩でソリを操作する。

団体

国際的には、国際リュージュ連盟が統轄しており、日本では、一般社団法人日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟(JBLSF)が統括している。

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