1916-2002 アメリカのイージー・リスニング界の巨匠。トロンボーン奏者、アレンジャー、バンドリーダー。
マサチューセッツ州に生まれ。
54年、レイ・コニフはミッチ・ミラーの後押しにより、コロムビア・レコードと契約。ローズマリー・クルーニー、ガイ・ミッチェルらの作品にアレンジャーとして携わりながら、56年になってようやくソロ・アルバムの制作に漕ぎ着けた。
オーケストラをバックに、器楽的な洒落たコーラスやハミングでメロディーを聴かせるといった斬新な手法が話題を呼び、「'S Wonderful」、「Somewhere My Love」など、10年間に28枚ものアルバムをヒットチャートに送り出した。
66年には、映画「ドクトル・ジバゴ」の主題歌「ララのテーマ」のカバーで、グラミー賞を受賞している。74年にアメリカ人ポピュラー初となるロシア録音盤「Ray Conniff In Moscow」を発表。
日本ではレイ・コニフ・シンガーズの名で親しまれ、来日コンサートも数回行っている。近年ではレイ・コニフ・シンガーズは「ソフト・ロック」としての評価も高い。