昨日も紹介したように、ウクライナ戦線の戦闘が激化している。理由は残された時間が、誰にとっても60日しかないことだ。就任すれば「即座に終わらせる」と豪語しているトランプ次期大統領が、何をするか予測不能だからだ。 まずプーチン大統領だが、なんとしてもクルスク州の全土を奪還しなくてはならない。もし膠着した戦線で「停戦」となれば、当面(寸土だろうと)領土を奪われたままになってしまう。これは自ら定めた憲法に違反することになる(*1)。だから北朝鮮兵が何万人死のうと、戦車を何千両失おうと、ウクライナ兵を駆逐しなくてはならないのだ。 次にゼレンスキー大統領だが、こちらは米国からの支援が失われればいやでも停戦…