サメの頭などにある微弱な電流を感じとる器官。 サメは小魚などが出す非常に弱い電流をこの器官で感じ、獲物を捕らえている。 また、この器官で地球の磁気を感じとることもでき、自分の居場所を認識することもできる。
なお、サメが感知している小魚が出す電流はおよそ0.000015V。 乾電池から出る電流が0.045Vと3000倍であることからもその微弱さをうかがい知ることができる。
ロレンチーニ器官はサメやエイが持っている感覚器官です。 この器官は、他の生物の筋肉などが発する微弱な電流を感知することができ、頭部に分布しています。 ロレンチーニ器官はゼリー状の構造で、食物を探す方法の1つとして利用しているそうです。 この器官の名前は、発見したイタリアの物理学者ステファノ・ロレンチーニに由来しています。 例題 Q.サメの頭部にある、微弱な電流を感知するための感覚器を、これを発見したイタリアの魚類学者の名前を取って何器官というでしょう? OCEAN LIFE 図鑑 海の生物 東京書籍 Amazon A.ロレンチーニ器官 すばらしい海洋生物の世界 [ アレックス・マスタード ] …