Un long dimanche de fiançailles/A Very Long Engagement(2004)
軍法会議で死刑を宣告された5人の兵士は、敵との中間地帯に放り出される。その兵士の1人にマチルダ(オドレイ・トトゥ)が愛する恋人・マネク(ギャスパー・ウリエル)が含まれていた。5人の兵士は死んだとされているが、マチルダはマネクの消息を追う。 Yahoo!ムービー より引用
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ロング・エンゲージメント」(2004)です。 監督がジャン=ピェール・ジュネ(「ロスト・チルドレン」「エイリアン4」)、独特の語り口で、とても面白い画面構成を特徴とする映画作家で、特に傑作「アメリ(アメリ・プーランの素晴しき運命)」で大ブレークした監督です。 この作品は、「アメリ」と比較すると題材が題材なだけに地味にくすんでいますが、私はこちらの方が好きです。よく似たような作品は日本にもあります。例えば、深作欣二監督「軍旗はためく下に」(1972)がそうですが、暗く重く何度も見たい映画にはなっていません。 でも、…
<YouTubeが示すベスト戦争映画> 【まとめ】複数のYouTubeチャンネルで「戦争映画ベスト」を閲覧した傾向は以下・戦闘場面のアクション・スペクタクルシーンの大きさで選ばれている・アメリカ人の視点で選ばれ欧州やアジアの戦争への関心はない・1950~70年代の戦争映画は古典だとして選ばれない「戦場にかける橋」を選んだのは1件のみ・オールタイムでも同様な傾向で自動的に2000年以降が中心になる・2000年代以降の派手な戦闘場面の映画が選ばれている ・その中で異例な事に「炎628」「火垂るの墓」が見るべき戦争映画として選ばれている ・関心の中心はWW2対独戦、イラク戦争にあり対日戦は選ばれない…
シンデレラの罠 (創元推理文庫 142-1)作者:セバスチアン・ジャプリゾ東京創元社Amazon 刊行されたのは1962年ということで、「推理小説」、「ミステリー小説」としては古い時代の作品だとは思う。この作品は当時「フランス推理小説大賞」を」受賞していて映画化もされているし、このあとセバスチャン・ジャプリゾは日本でもヒットした映画の『さらば友よ』『雨の訪問者』、そして『殺意の夏』の原作者でもあり、2004年のジャン=ピエール・ジュネ監督による『ロング・エンゲージメント』の原作もこの人であるという。もう20年も前に亡くなられてしまった作家ではあるけれども、「フランスのミステリー界」では重要な作…
映画「アメリ」公開当時いまはなき渋谷のミニシアター、シネマライズで観て好きすぎてもう一度観に行ってDVDも買って。あの世界観にハマってヤン・ティルセンのCDも何枚も買ったしジャン・ピエール・ジュネ監督の他の映画も気になって「ロスト・チルドレン」「ロング・エンゲージメント」のDVDも持っていたりします。 今回MIZUKIちゃんと一緒にやりましょう、でも何をどうやって一緒にできるかなぁ?となって、アメリのワルツならMIZUKIちゃん弾けるし私も知ってるし、なんなら前に踊ったこともあるし、ということでアメリになったのでした。 ちなみに。前、というのはいま調べたら2004年のことでした。京都のダンスカ…
「映画はアリスから始まった」Be Natural: The Untold Story of Alice Guy-Blaché監督:パメラ・B・グリーンナレーション:ジョディ・フォスター 知られざる女性映画監督アリス・ギイを再発見する。膨大な資料と、アリスの家族、彼女と一緒に仕事をした人物の子孫、研究者、映画人へのインタビューで構成されている。アリスの作品の映像も流れる。女性監督というだけでなく、映画監督そのものの先駆者だったフランス女性が、なぜ現代では誰にも(映画人ですら)その名を知られずにいたのか、米国の女性監督パメラ・B・グリーンが追いかける。 原題は、映画撮影中にアリスが俳優たちに「自然…
どうも「映画/健康雑談」の高岡です! 10代からありとあらゆるジャンルの映画を観続けている訳ですが、一時期は「13日の金曜日」や「ブギーマン」「サスペリア」などのホラー映画を興味のあるものは片っ端から見ていたのであります。だから実はホラー映画談義も出来なくはないのですが・・・。
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「殺意の夏」(1977)です。 映画は、南仏の小さな町で暮らしている修理工で消防団員のパンポン、そこにエリアーヌ(イザベル・アジャーニ)とその両親が引っ越してくる。美しく魅力的な彼女はパンポンに近づいて来て二人はある夜関係を持つ。エリアーヌはパンポンの納屋に自動ピアノがあることを確認すると、ほくそ笑み次の行動に移すのだった… 原作があのセバスチャン・ジャプリゾなんですね、うーん美しいです。ジャプリゾと言えば、「さらば友よ」「雨の訪問者」「狼は天使の匂い」等があります。いずれも好きな映画です。 で、この映画、実際リア…