Un long dimanche de fiançailles/A Very Long Engagement(2004)
軍法会議で死刑を宣告された5人の兵士は、敵との中間地帯に放り出される。その兵士の1人にマチルダ(オドレイ・トトゥ)が愛する恋人・マネク(ギャスパー・ウリエル)が含まれていた。5人の兵士は死んだとされているが、マチルダはマネクの消息を追う。 Yahoo!ムービー より引用
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ロング・エンゲージメント」(2004)です。 監督がジャン=ピェール・ジュネ(「ロスト・チルドレン」「エイリアン4」)、独特の語り口で、とても面白い画面構成を特徴とする映画作家で、特に傑作「アメリ(アメリ・プーランの素晴しき運命)」で大ブレークした監督です。 この作品は、「アメリ」と比較すると題材が題材なだけに地味にくすんでいますが、私はこちらの方が好きです。よく似たような作品は日本にもあります。例えば、深作欣二監督「軍旗はためく下に」(1972)がそうですが、暗く重く何度も見たい映画にはなっていません。 でも、…
ジャン=ピエール・ジュネ監督作『ロング・エンゲージメント』DVDにて 第一次世界大戦に出兵したひとりの若者。 男は戦場の混乱にまぎれて行方不明になるのだが、戦後になっても、その婚約者は彼の生存を信じつづけている。 女はひとり、男の消息を確かめようと、彼とゆかりのあった元軍人たちを訪ね歩くという物語。 言わずもがな、 この、フランスを代表する監督のひとつの到達点が、大ヒット作『アメリ』だ。 それ以前の作品が単館系のマニア向けのノリであったのに対して、アメリは社交性をもっているからだ。 なにを抽象的な、と思われるだろう。 自分でも思う。 んが、そう思いつつ、続けちまう。 そもそも『公』開が目的の映…