ラインハルトは軍事的センスは最初から示されていましたが、政治的センスは皇帝になってから発揮されました。 まずはキュンメル事件で地球教に対して行った処置です。御前会議でラングが更なる調査を求めますが、地球教が何たるかを正確に理解した上で最適な処置を指示しています。つまり教義に基づき暴力を辞さないテロリストだと把握して即座に本拠地の制圧を目指し、その際も武力への躊躇なくです。実際にこの地球教徒掃討作戦で力を一気に削減された地球教徒は数年内に掃討されました。 続いてレンネンカンプの暴走を切っ掛けとしたハイネセンの争乱についても、正確な情報を開示して発言の正統性を担保します。つまり自身の代理人であるレ…