9.11のテロで亡くなった人々の遺族のための補償金プログラム。その特別代理人になった弁護士と同僚たちが、前代未聞の難題に挑む。 テロ攻撃されたワールドセンタービル、ペンタゴン、そして墜落した飛行機では多くの人が命を落とした。その遺族にいくら支払うのかを決め、説明し、話を聞く映画である。大手金融機関の役員とビルの清掃員、救助のために命を落とした消防士たち、その命の値段をいくらとするのか。 主人公たちプログラムをつくる弁護士サイドと、消防士だった夫を亡くしやがて夫の秘密を知ることになる妻、妻を失い補償金計算式に反対する男性、同性愛のカップルで、パートナー制度がないために自分を認めない亡き恋人の親に…