Wieland Kuijken (1938-)
ブリュッセル近郊に生まれ、ブリュージュとブリュッセルの音楽院でチェロを学ぶ。18歳から独学でヴィオラ・ダ・ガンバを習得。兄弟であるシギスヴァルト・クイケン、バルトルド・クイケンの他、グスタフ・レオンハルト、フランス・ブリュッヘン、アルフレッド・デラーら巨匠と世界各地で演奏を行っている。
今週は先日投稿したカール・フリードリヒ・アーベルの生誕300年を記念して、彼の音盤・作品紹介とさせていただきます。 以前のブログで投稿した通り、彼はヴィオラ・ダ・ガンバ(イタリア語で、ドイツ語ではガンベ=Gambeとなるそうです)奏者として活躍をしておりました。 rochade.hatenablog.com 下はヴィオラ・ダ・ガンバと写るアーベルの肖像画 しかし、彼の時代はバロック時代が終焉となり、前古典派といわれる時代になっており、そのヴィオラ・ダ・ガンバという楽器廃れていく時期とも重なり、アーベルは最後のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者と言えるかも知れません(ある意味、絶滅危惧種のような存在だった…