Andreas Vesalius (1514-64) イタリアの医師。当時助手にさせるのが一般的だった解剖を自ら行い、通称ファブリカとして知られる『人体の構造(De Humani Corporis Fabrica)』を著す。解剖学の権威であったガレノスの間違いを数多く指摘したが、そのことにより激しく攻撃された。
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中世後半の時代に入ると、ペストの大流行、そしてヨーロッパで頻発した戦争がヨーロッパの医療を変えていきます。キリスト教神学を基盤とする正統医療には、実際的な治療効果がなく、医師の指示に従うのみの技術職人だった外科医たちが、自身の観察と経験を基に新しい医療を始めたのです。 ごく大雑把に言うと、西洋医学の本格的な発達の原動力は、感染症と戦争であり、解剖学がその基盤となったということで、現在でも感染症対策と救急医療は西洋医学の得意分野です。では今回の内容に入ります。 4 中世中期~近世(14世紀~16世紀)の西ヨーロッパの医学 ― 西洋医学教育の大変革・ヴェサリウスの解剖学 西欧中世の大学で教えるガレ…