父よ自由人すぎる! 実家という名の無法地帯へ突入〜片付けられない父と、草ぼうぼうの楽園〜 ⸻ 介護休暇を取り、やっと帰ってきた田舎の実家。心の中には「久しぶりに家の空気を吸えるかも」という、ほんのわずかな希望があった。しかし、現実は予想を超える光景だった。 玄関を開けた瞬間、雑然と積まれた書類、新聞、箱の山が「おかえり!」と出迎えてくる。どこから片付けていいのか分からない。床の一部しか見えない。父は、なんとか元気だが、生活空間のメンテナンスという概念が完全に欠如している。 「これ、まだ使うから」と言われた鍋は、10年は使ってなさそうだし、「この書類は捨てたらあかん!」という紙は、山積の領収書の…