梅雨もようやく明け、いよいよ本格的に夏到来です。急に気温が高くなると筆者が一番心配になるのは、熱中症(heat illness)です。 総務省消防庁報告データによりますと、全国で6月から9月の期間に、熱中症で救急搬送された方は、暑い夏となった2010年は56,119人、2013年は58,729人で、年齢層別では65歳以上の高齢者が最も多く、2013~ 2017年は全体の46 ~ 50%で推移しています。熱中症患者の発生は、高温の日数が多い年や異常に高い気温の日が出現すると発生が 増 加 すること、ここ 数 年、特に2010年以降、大きく増加していることがわかります。近年、家庭で発生する高齢者の…