はじめに 私そういちは、勉強法、独学術、読書術といった「知の技法」に関心がある。以前に『自分で考えるための勉強法』(電子書籍、ディスカヴァー21刊)という本を出したこともあるくらいだ。そして、とくに「独学」ということには、強い想いを抱いている。私自身がいろいろなことで「独学者」といえるからだ。たとえば私は世界史関連などの著作があるが、これは私にとって生活を支える仕事(本業)とは関係のない活動で、まったくの独学によるものだった。私は若い社会人のころから、「自分は独学者だ」という意識を持ってきた。このブログでは、これまで世界史などについての、「研究成果」をアップするだけで、その背景にある方法論やノ…