ロッシーニが1858年に作曲された「一滴の涙」 原語のイタリア語では「une larme」となるのですが、 私はこの曲の原曲がコントラバスとピアノということに長く疑問を抱いていた時期がありました。 ですが、自筆譜を見ると、正確にコントラバスとはなく「バス」の表記、 やはりコントラバスとピアノという編成であることが有力説と見られます。 実際、原典版としてヘンレ出版から楽譜が出ましたしね。 まずは、その原曲の演奏動画を貼り付けておきます。 youtu.be 私が以前に疑問に抱いていたのは「これって、オリジナルはチェロの作品なのでは?」ということ。 事実、チェロの演奏で、しかも変奏曲になってあるもの…