来週、中国共産党の長期的経営運営指針を決める「三中全会」が開催される。三期目になった習大人の体制下で、どのような指針が示されるかが注目されている。本来昨年秋に開催されているはずだったのが、不動産不況対応などで手が回らず、ここまで延びてしまったもの。 僕は大胆に予測するなら「産進軍退」が議論されるのだろうと思っている。鄧小平時代には「国退民進」、その後習政権になって「国進民退」色が強くなった。もともとは「腐敗撲滅」がテーマの政権だったが、腐敗退治の傍ら経済は成長路線を維持できた。しかし、急伸したデジタル産業や教育産業のせいで格差が広がり、これらも叩く必要が出てきた。すでに過剰生産・過剰投資だった…