以前、奈良市の仁丹町名表示板で紹介した三條池町について、現存している町名ではないと書いたので、さらに深堀してみることにした。 奈良市の古地図を見てみると、国鉄奈良駅の周辺に「三条町」と書かれており、三桁の地番が記された地域が大きく広がっていた。旧国道から西の方では、現在すべて住居表示が施行されており、三条添川町、三条栄町、三条桧町、三条宮前町、三条本町、三条大宮町などとなっている。一方、東の方は、正式地番は未だに三桁のままで、三条池町、三条細川町、三条横町、三条三綱田町、三条今井町の他、三条通り2丁目、三条通り1丁目(油阪地方町、大宮町1丁目の一部含む)などの通称町名=自治会名が使用されている…