仏教の教えを特徴づける諸行無常印(無常印)、諸法無我印(無我印)、涅槃寂静印(涅槃印)の3つの根本思想のこと。
三法印(さんぽういん)
仏教の教えの中心。法印は、「教えの目印、旗印」という意味。
諸行無常……すべてのものは移りゆくものである。ゆえに、とらわれることなかれという教え。
諸行無我……一切は空である(一切皆空)という思想につながる考え方であり、この世のものは、すべて仮のものであり、霊的世界こそが実相の世界であるという教え。
涅槃寂静……この世的な執着を断ったところに、実在界のユートピアへと通じる境地があり、それが悟りの境地なのだという教え。釈迦仏教において、人々が目指していた境地。