北海道の貧しい家庭で生まれ、中卒から世界的な料理人にまで上り詰めた三國さんの半生が書かれた書籍。本物の努力家で目的のためにはいい意味で手段を選ばず覚悟を決めて突破していくその様は「自分の人生を自分で決める」という強い意思を感じた。まっすぐで料理に対して真剣、一流になるためには業界、業種問わずに持つべき姿勢だよなと襟を正される。少しの悲観を持ながら楽観的に構える、そんな柔軟な考え方も参考になる。それと、要所で周囲の人に助けられていて、人を惹き付ける魅力があるのはもちろん、「人がやりたがらないことをやる」等の泥臭く努力できるのはすごいことだし、それをきちんと見てくれている上司や恩師がいたことで大き…