6月19日は太宰治が亡くなったことを偲ぶ日、桜桃忌でした。彼は愛人と共に6月13日に入水自殺したのですが、発見されたのが19日で、奇しくもこの日が太宰の39回目の誕生日でしたから、この日を命日として桜桃忌と名付けたのだそうです。太宰はサクランボが好きだったので、晩年の短編「桜桃」にちなんで友人たちが命名したのだとか。ただ年表などを見ると死亡日は入水した6月13日となっていますので、正式な命日はこの日ということなんでしょう。 桜桃忌は太宰の生地である青森県や、新婚時代に暮らした山梨県でも営まれているようですが、やはり墓所のある三鷹市が有名です。三鷹駅から徒歩でも15~20分位の禅林寺というお寺に…