MOROHAの歌はなかなか聴けない。 理由はその歌があまりにも突き刺ささりすぎるから。 ここまで心を抉られると対峙するのが難しい。 「上京タワー」(アルバム「MOROHA IV」) ずっとこの街で年をとるの? 絶対嫌だ 行くならば今だ 経験 感性や可能性 無闇に信じ飛び出した故郷 何者かになりたいと思ったけどなれると思ったけど、気が付くと何者にもなれてはいない。 時が流れて歳を重ねるとその現実を受け入れている。 あの日に上京した地方出身者のきっとほとんどの、いやかなり多くの人はそうかもしれない。 少なくとも自分はそう感じている。 じゃあそんな凡人はどうする?MOROHAは決して諦めない。 ただ…