こんにちは。きのひです。 「豆大福と珈琲」 片岡 義男 著 を読みました。 2019年4月30日 第1刷発行 小説的企みに満ちた「珈琲」をめぐる五つの物語。 その中の「深煎りでコロンビアを200グラム」では京島裕二と雨宮美砂子が会話する。 「エスカレーターの下の段から見た女性はよく見たらきみだった」と京島は言いました。 振り返って笑顔になった美砂子は歩調を変えないままに屋外を感じさせるスペースの奥に向けて歩いた。 三階には右側に食事の店が何軒かならんでいる。 その向かい側のスペースは間隔のあいた柱に屋根を支えられた風とおしと見晴らしのいい場所でした。 白く丸いテーブルと椅子が無造作に配置してあ…