www.oricon.co.jp TVerにラインアップされていたので、何とはなしに観てしまった一昨。特に期待していた訳ではなかったが、実によく出来た作品だった。 原作は滝口康彦の「拝領妻始末」。1967年に三船敏郎主演で映画化、1992年には加藤剛主演でドラマ化されており、2013年に制作された田村正和主演ドラマは3度目の映像化作品ということとなる。脚本は映画化時にも筆を執った「黒澤組」の橋本忍氏が務めた。 ストーリーは封建制の矛盾を鋭く突いたもの。主人公の笹原伊三郎(田村)は会津藩馬廻り役で、藩内きっての剣の使い手という設定。剣の腕を見込まれて笹原家に婿入りしてきた伊三郎は、家では妻のすが…