ATPのシーズンも終盤を迎え、ここまで戦い抜いて来た選手たちのコンディション維持は難しくなってきているのだろう。ジャパンオープンでも体のあちこちを痛めながら戦う選手が目についたが、上海のコトフと綿貫の試合も壮絶な一戦となった。 ファーストセットはイーブンの展開からタイブレークでコトフが制し、セカンドセットは4-4から綿貫がブレークするという理想的な展開。お互い攻める意識が高く、同時にミスも多い中、なかなか流れをつかみ切れないところで、綿貫が一気に決めるポイントのように見受けられた。 しかし、ファイナルセットはいきなり最初のサービスゲームをブレークされ、続くコトフのサービスではブレークバックのチ…