上質な服を長く着る 店主の家は、洋服に限らずモノ持ちがイイ。結婚して30年になるが、当時そろえたものがまだ現役で活躍していたりする。さすがに白物家電はそうはいかないが、台所道具などでもがんばっているアイテムは多い。 文具などにもその傾向は大いにある。筆記用具や手帳、お気に入りの文房具など、使い込むほどに手に馴染んでくるあの感触は、やめられないものである。 そんな長く付き合っていくモノの代表格が、洋服である。店主のワードロープの最古参は、中学3年のときに買ったフェアアイルベストである。学ランの下に着込んで中学に通って以来、ブレザーやジャケットの着こなしにも重宝され、現在にいたる。まったく古さなど…