ビクトリア朝時代の全盛期の大英帝国のロンドンは、人類史上最高の富豪と人類史上最悪の貧困が同居していました。 人類史上最高の富豪は言い過ぎかもしれませんが、それ以前の貴族ではありえないほどの物質的な豊かさを手に入れられる面と、それ以後の税金や規制の多い法治国家ではありえないほどの富が一部に集中し、自由を手にしていた面はあるはずです。 人類史上最悪の貧困も言い過ぎかもしれませんが、排水溝のゴミ漁りを仕事にしていた少年がネズミの大群に食われて死ぬ事件は、それ以前や以後の人類の歴史でほとんど存在しないはずです。 そんな人類史上最悪の貧困の被害者少年と似たような仕事が、現在のインドに存在すると知りました…