与野駅西口ロータリーに「与野駅(与野停車場)の歴史について」というレリーフがあり、それを見て、与野駅の歴史を辿ってみたくなった。 古くから市場の町として栄えていた与野町にも、明治三十年に新駅開設の気運が高まり、与野町長福島鍈太郎ら与野町の有志、有力者達が先頭にたち、町民が一体となった新駅開設のための運動が起こりました。こうした全町民の念願と努力の結果、明治四十四年(一九一一年) 帝国議会において、浦和・大宮間にあった大原信号所を拡張して新駅を設置することが可決されました。停車場の敷地面積は一町歩(約一ヘクタール)で、建築工事が着手された駅舎は、大正元年 (一九一二年) 十一 月一日に誕生し、盛…