読書後の感想を読書会用に前もって書いていた頃、書くことを習慣化しようという思いもあって結構頑張って書いていたなぁと、あの頃から月日の経ったのを感じた。読書会はもう8年も続いている。今日午後から8人の仲間で近くの公民館で開く。取り上げた本は、ガルシア=マルケスの「世界で最も美しい溺れびと」という短編だ。「世界文学アンソロジー」という短編集に入っていて、この本をテキストに選ばなかったら出会えない作品だ。必ずしも名作を期待して選んだわけではなく、短編が読書会にはちょうどいいと思っただけだったが、読んでみてどれも宝のような小説だった。ぎっしり人生の滋養が蓄えられていた。 かつてぼくは小説の読み方として…