逸木裕 「世界の終わりのためのミステリ」逸木さんの新刊が出ていたので買ってみました。 舞台は人間の意識と記憶を移植できるヒューマノイドが開発された世界。ある女性型ヒューマノイドが目覚めると人類は消失しており、数少ないヒューマノイドだけが活動している世界になっていた。本来ヒューマノイドは移植元の人間の記憶によって生きる目的を持っているのだが彼女は記憶が無くなっていて生きる目的がなく、組み込まれた安全装置によって自身を破壊することも出来ないために絶望してしまう。その後クイズプレイヤーの記憶を持ち人類が消えた理由を解くために旅をするヒューマノイドと出会い、自身の記憶を探すために旅を始めるというお話。…