リーダーのロッカーから名前のシールが剥がされた。 事務所に残された私物は、かき集められ袋に入れられていた。 ぶつっと辞めたリーダーは、正社員だった。 マニュアルも無く、引き継ぎも無く、 その穴を埋めていくのは、私と遅番専門の人の、パート二人。 (私達が休みの時には、正社員が支援に入ってくれるが) 皆でなんとか「うちのサ高住」を守っていかなければならない。 遅番専門の人の「乗り切りましょう」というメモに 元気付けられているけれど、 早番の私は、ほぼ正社員並みの業務をする。 それをパートの給料で。 「やらされる」と考えると、馬鹿らしくなる。 でも、私は、ここでこんなふうに考えることで、 イライラし…