鹿島 このコロナ禍で僕が一番困ったなと思っているのが、留学にしろ旅行にしろ、海外に行けないから、自分の価値観がひっくり返るような体験をできなくなっていることです。僕は大学でいつも言っているんですが、一つしか知らないと何も生まれない。比べるものがあって初めて、何かを考えたり、発想することができるからです。(出口治明、鹿島茂『世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵』文藝春秋、2020) こんばんは。コロナ禍ということで、現在、わたしの自治体では時差出勤が認められています。7時すぎに学校に着き、16時前に学校を出る。夕方に会議があるときには帰れませんが、時差出勤ができなかったビフォアーコロナのときと比べ…