2020年にオープンした図書館で、建築家・安藤忠雄氏が設計し、大阪市に寄贈した子どものための文化施設。小さい図書館なので、利用は予約が中心で一日数百人の規模で受け入れています。大人だけの訪問は滞在時間が90分に限られているのが気ぜわしい。平日の昼間は就学児童、生徒の利用はゼロだから、子供の図書館といっても実際は大人の利用のほうが多いような気がします。 本棚を見てつくづく思うのは、絵本をはじめ、子供用図書の充実ぶりです。蔵書のほとんどは出版社からの寄贈と思われ、当然、中身や外観が貧相な本は省かれるから、それはそれはリッチなつくりの本がずらりと並ぶ。戦争の焼け跡のボロ図書館を記憶する dameo …