ADC技術の過去の共同研究契約の文言をめぐって、発明の所有権の争いが生じていましたが、仲裁の結果が下記のように出た事件があります。本件はSeagenが別途第一三共を特許権侵害訴訟を提起しているそうですが、契約の注意点として面白い論点があるのでメモです。 www.nikkei.com 今回、契約の何の解釈がもめていたか仲裁のため、すべて憶測になりますが、Seagenの発表をみると、2008の契約の「改良技術の所有権の帰属」が問題になったそうです。 In November 2019, Seattle Genetics submitted an arbitration demand to the A…